【凱旋門賞】無念…ダムール10着、フェスタ11着

[ 2011年10月2日 23:30 ]

<凱旋門賞>ゴールするヒルノダムール(左から2頭目)とナカヤマフェスタ(右から2頭目)

 フランスG1凱旋門賞(芝2400メートル)は2日、パリのロンシャン競馬場で16頭立てで行われ、日本から参戦した2頭は見せ場なく終わった。

 前哨戦のフォワ賞2着、藤田伸二騎乗のヒルノダムール(牡4=昆)は最内の1番から好スタート。4、5番手と好位置につけ、最終コーナーをすぎて外に出す。直線勝負に期待が懸かったが、残り300メートルで伸びることなくズルズル後退した。

 一方、昨年2着の雪辱を期した蛯名正義騎乗のナカヤマフェスタ(牡5=二ノ宮)は大外の16番から後方でレースを展開。レース前日の1日には「馬は落ち着いており、いい状態をキープしている。フォワ賞後の調整はうまくいった」と二ノ宮師は仕上げに自信を見せていたが、やはり伸びを欠いた。

 優勝はドイツのデインドリーム(牝3)、2着にシャレータ(牝3=仏)、3着にはスノーフェアリー(牝4=英)が入った。

 ▽凱旋門賞 毎年10月第1週の日曜日にフランス・ロンシャン競馬場で行われる世界最高峰のレース。これまで日本調教馬は10頭が参戦。99年エルコンドルパサー、昨年ナカヤマフェスタの2着が最高着順。

 ▽藤田伸二騎手の話 いい競馬はできたが…。スタートまでにだいぶ入れ込んでしまって、日本では見せないようなそぶりをしていた。すごい発汗があり、力を出せなかった。

 ▽蛯名正義騎手の話 去年のような走りを見せることができずに残念です。挑戦しないことには勝つことができないので、今後もチャンスがあれば頑張りたい。

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2011年10月2日のニュース