【北九州記念】高野師無念晴らすエーシンリジル

[ 2011年8月10日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・9日=栗東】先週の関屋記念に出走を予定しながら追い切り後に鼻出血を発症、そのまま引退となったヒカルアマランサス。心苦しさを抱えながらも岡崎がその経緯を聞きに厩舎へ行くと、高野師が意外にもさっぱりとした表情で迎えてくれた。

 「一度鼻出血をすると、元のパフォーマンスはなかなかできないもの。ましてオープン馬だから、きっちり仕上げて結果を出さなくてはならない。そうなると再発の可能性も高くなります。この馬には繁殖という仕事もありますからね」

 もちろん、レースを使えなかった悔しさはあるが、それは北九州記念出走のエーシンリジルが晴らしてくれるだろう。

 「気持ちのオンとオフがうまくできるようになった。それに今回は先行勢がそろっているでしょ」

 確かに逃げたい馬だけでも五指に余るメンバー構成。ならばリジルの差し脚がフルに生きる展開か。

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2011年8月10日のニュース