【西部日刊S杯】2階級降級で万全のジュエル

[ 2011年8月5日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・4日=栗東】井上は荒川厩舎へ向かった。一昨年の小倉2歳S勝ち馬ジュエルオブナイルは斉藤厩務員と厩舎周りを引き運動中。ボディーチェックの第一印象はトモ(後肢)の張りが良くなったなあ、だ。調教担当の佐藤助手がリップサービスする。「降級するのを待っていた。先週(坂路で)やってから馬がキリッとしてきたね。きのうも馬なりで良かった。ゆっくり走っていてもエンジンが違う感じ」

 今年3戦は重賞でオール2桁大敗だが、今回は2階級降級の1000万。舞台も過去3度連対の小倉芝1200メートルと条件は好転する。斉藤厩務員はオースミグラスワン(新潟大賞典)、チェレブリタ(京都牝馬S)などを手掛けた腕利き。「尻が凄く丸くなって今は短距離向きのパワフルな体つきになった。汗をバンバンかく季節はいいね。楽しみいっぱい」。暑い小倉で宝石の輝きを取り戻す。

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2011年8月5日のニュース