【ダリア賞】キンチェム歴史的名牝“再来”だ!

[ 2011年8月5日 06:00 ]

 新潟で今年初めて行われる2歳オープン・ダリア賞。小倉で新馬勝ちのエイシンキンチェム(父フジキセキ)の評価が高い。4日の最終追いはポリトラックコースでマハーバーラタ(3歳未勝利)に半馬身先着。騎乗した福永は「乗りやすい。掛かるところがなかったね。1200メートルって感じの馬じゃない」。デビュー戦は楽に2番手につけ、直線で後続を突き放した。スピード感あふれる走りで短距離向きとも思えるが福永は「マイルでも持つよ」のジャッジだ。

 高野厩舎は関屋記念に出走予定だったヒカルアマランサスが追い切り後に鼻出血を発症し回避。好勝負できる自信があっただけに「残念」とした師だが「他の馬に頑張ってもらえれば」と前を向く。キンチェムとは19世紀後半にハンガリーで54戦54勝と敵なしだった歴史的牝馬。デビュー2連勝で名牝ロードに乗る構えだ。

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2011年8月5日のニュース