【アイビスSD】サアドウゾ目覚めた直千で3連勝も

[ 2011年7月13日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=12日】暑い。上岡は汗をふきふき田中章厩舎へ。お目当てはサアドウゾ。適性がものを言う直線競馬で2連勝中とそそられる存在だ。担当する木村助手は「使ってみないと分からないもんですね」と前置きして、振り返った。「1000メートルは短いと思っていたんです。年とともにズブくなって差しを覚えて…それがうまい具合にはまっている」

 若駒の時から「500万の馬じゃない」と力は感じていた。だが1200メートルでは差して届かずの繰り返し。直線競馬で素質が花開いた。では、何が良かったのか?厩舎の番頭格・武助手は「バラける展開がいいんと違う?勝負どころで外を回すロスがないから」と指摘した。さすがは元騎手のベテラン助手。なるほど!と膝を打ちたくなる名解説だ。鞍上は関東リーディングの田辺。馬群を割って差す度胸の持ち主で、脚質とピッタリ。一気の3連勝も十分ありの好ムードだ。

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2011年7月13日のニュース