【安田記念】馬場気掛かりも…小牧「控える気はない」

[ 2011年6月3日 06:00 ]

<安田記念>逃げの一手で初のG1制覇に挑むシルポートと小牧騎手

 「第61回安田記念」でG1初制覇に挑むシルポート(牡6=西園)。ターフライターの平松さとし氏の「キーマンの懐へ」はコンビを組む小牧太騎手の胸の内に迫った。

 ――シルポートの追い切りは坂路4F52秒0。手応えは?

 小牧 使い詰めだけどいつもと変わらない感じ。良い状態を保っているように思えました。

 ――前走(京王杯SC2着)を振り返ってください。スタートはいつも通り押してハナへ。

 逃げ馬の割りにテンは押してあげないといけない。二の脚がつくまでは多少苦労する感じです。

 ――ハナに立ってからの手応えは?

 行き切った後はいい感じでハミを取ってくれて、いつも通り抜群の手応えでした。

 ――最後の最後につかまったが、(3F)33秒8で上がった。

 逃げ馬でそれだけの脚で上がれば上等ですよね。結果的に2着だったけど、東京の長い直線をよく辛抱してくれたと思います。

 ――とにかく展開が全て?

 小細工はしないで逃げるだけ。あとは気分良く行けるかどうかに懸かっていると思います。

 ――この馬で逃げる時は最後の直線、鞍上からターフビジョンを見ることが多いようですが?

 バランスを崩さない範囲でビジョンを見て後続を確かめるようにしています。そういったことができるのも、逃げ馬ながらバタバタにならず、手応えがしっかりしているからです。

 ――前々走(マイラーズC)ではアパパネ以下を完封。

 相手が休み明けだったとは言え、この馬の能力の高さを示せたと思います。

 ――先週は差しの決まる馬場状態でした。

 正直、そのあたりは気掛かりです。ただし、馬の力を発揮させるためには控える気はありません。

 ――そうなると外国馬らほかの出方が鍵?

 そうですね。自分の流れに持ち込めればチャンスはあると信じています。

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2011年6月3日のニュース