【笹川賞】1年5カ月ぶりSG…原田完全復活だ!

[ 2011年5月28日 06:00 ]

 1年5カ月ぶりの大舞台で健在ぶりをアピールする。SG「笹川賞」は28日、10~12Rで準優勝戦が争われる。原田幸哉(35=愛知)は、今大会が09年賞金王決定戦以来のSG参戦となるが、2日目以降の安定した走りで予選を8位で通過。仕上がりは申し分ない。

 1月の当地周年覇者が今回も素晴らしい走りを見せている。初日は5着2回とスタートダッシュに失敗した原田だったが、2日目から4戦オール連対。予選ラストとなった4日目10Rでも、2Mで2艇をまとめて差し切り2着に入った。「足の比較は分からないが、掛かりや乗り心地には満足している。初日は展開や自分のスタートが悪かっただけ。2日目からは流れも向いてきたし、この状態をキープするだけでいい」。準優でも好勝負できるだけの感触をつかんでおり、調整面での課題は何もない。

 また、今大会は原田にとって気合の入る理由がある。09年賞金王決定戦トライアル2回戦でのFにより、原田は10年前半のSG出場権をはく奪された。さらに、その後もFが続いたことで10年後期はB1級落ち。SGだけでなくG1からも姿を消した。だが、G1復帰戦となった今年1月の尼崎周年でいきなり優勝。そして今度は、同じ尼崎水面の笹川賞でSG復帰を果たした。「久しぶりのSGだから楽しみにしてた。優出してファンの方にアピールしたい」と準優11Rはまさに勝負の一戦。全身全霊のターンで1Mを突破し、優勝戦へ駒を進める。

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2011年5月28日のニュース