【川口SGオールスター】高橋貢“W連覇”決める!

[ 2011年5月22日 06:00 ]

 サイバーウルフが頂点へ。「第30回オールスター」優勝戦(0オープン、5100メートル=10周)は22日、川口オートレース場で行われる。1枠の高橋貢は昨年の第29回大会(山陽)に続く“タイトル連覇”と、今年2月の全日本選抜(伊勢崎)に続く“SG連覇”のダブル達成にアタックする。伊勢崎のエースにとって車名変更で臨む最初のシリーズを必勝仕上げで突破する構えだ。

 準決11Rに臨んだ高橋貢は「セッティングをいろいろ試したけど、結局は3日目の状態に戻した」と、迷った末に決断。久門、池田の内枠勢との激しいつばぜり合いが予想されたが、1コーナーはまさにその展開。強敵2人をマークする形の3番手を確保した。

 2周1コーナーで池田をさばき、同3コーナーでは一気に久門を抜き去り“指定席”の先頭へ。最後まで久門を突き放すことはできなかったが、「コースを外さないように気をつけた。自分のエンジンが悪いわけではないと思う」と白星フィニッシュに満足げだ。さらに、「3日目の方がスムーズさはあった。リングは交換していくと思う」と、すぐさま方向性を打ち出した。

 今シリーズから、公式携帯サイト「オートレースモバイル」を運営する株式会社サイバードと、オートレーサーとして初のオフィシャルスポンサー契約を結んだ。車名も「Fニーナ」から「サイバーウルフ」に変更し、新たな気持ちで優勝戦までたどり着いた高橋貢は「手応えはいいけど、優勝するとなればプラスアルファが欲しい。勝てなくはないと思うけど、もうひと整備を考える」と、“頂点”奪取しか考えていない。

 優勝戦メンバーでは高橋貢、永井、久門の気配が上回っている印象だが、SG初優出の三浦もかなりのパワー。一方、浦田と有吉はパワーにやや不安が残る。外枠の選択を強いられた浜野と浅香は、スタートを決めてどこまで粘れるかがポイントになりそうだ。

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2011年5月22日のニュース