【京王杯SC】ミスターX 王道歩むカプチーノ

[ 2011年5月14日 06:00 ]

 東京メーン11R・京王杯SC(G2)は、過去10年で1番人気の連対はゼロ。荒れることを覚悟して臨んだ方が良さそうだ。

 安田記念の前哨戦として行われるが、近年はここから本番で活躍する馬が減少。90年代の10回では、優勝馬8頭が京王杯SC組だったが、00年以降の11回では01年ブラックホーク、05年アサクサデンエンの2頭のみ。5年連続で京王杯組から優勝馬は出ていない。

 その理由としては前哨戦で求められる資質が変わってきたことが挙げられる。府中のマイル戦は以前から、マイル以上の距離で実績のある馬の活躍が目立つコース。スピードだけでなく、スタミナ面も問われ、かなりタフな舞台である。

 一方、近年の京王杯SCは高速決着となりやすく、毎年のようにレコードが飛び出している。スピード重視の競馬で、短距離色の強い馬が活躍しやすい舞台になっている。そのため、本番に直結しないのも仕方ない。前哨戦のここはスプリンターが狙い目だ。

 スプリント路線の王道を歩んできたジョーカプチーノに◎。前走・高松宮記念(10着)は1番人気に支持されたが、3コーナーで致命的な不利があった。2走前のシルクロードSで見せた上がり3F32秒6の切れ味はスプリンターとしても一級品。スムーズなら巻き返せる。相手もスプリント路線で抜群の安定感を誇るサンカルロ。今年もスピード決着で、スプリンターの出番と見た。

 3連単(6)(7)2頭軸マルチで相手(3)(10)(14)(15)(16)の30点。

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2011年5月14日のニュース