【ドバイWC】藤田絶妙リード!トランセンドNo.2

[ 2011年3月28日 06:00 ]

 世界のNo.2だ。トランセンドは絶妙の逃げから粘りに粘って2着。日本のダートG1を2連勝した逃げ脚は世界にも通用した。藤田は「日本の馬が勝ったから良かった」とヴィクトワールピサを称えた。とはいえ、レースをつくったのは間違いなくトランセンドと藤田だ。スローに落として流れを完全に支配。鞍上は4角の手応えをこう振り返った。「直線に向いて、手前(軸脚)を替えた瞬間“いった”と思った。前2頭でやり合っている時は勝ちたかったが…」

 レース後に藤田がヴィクトワールピサの角居師、市川オーナーに握手を求めると、2人はそろって日本勢のリード役となった同騎手に「ごめんな」と語りかけた。陰の立役者が誰なのかは、勝者が一番よく知っていた。「日本馬のワンツーで良かった」。藤田の思いは朗報を待ちこがれた日本の競馬ファンの思い。世界のNo・2ホースは30日に帰国する。

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2011年3月28日のニュース