【阪神大賞典】ナムラクレセント実績生かす

[ 2011年3月16日 06:00 ]

重賞初制覇に意欲のナムラクレセント

 阪神大賞典は天皇賞・春を目指す陣営にとっては重要な前哨戦。ナムラクレセントを出走させる福島師は「競馬を使えるのは馬にとって望ましいこと」と話しつつも、被災地を思いやる。「大変なことになっている。どんな形であれ、できることはしたいと思う。外国からの支援も来ているんだから日本人がしないわけにはいかないでしょう」と明かした。

 ナムラクレセントには菊花賞3着、天皇賞・春4着という長距離実績がある。阪神大賞典にも2年前に出走して3着。条件は向く。「長丁場でもそれなりの競馬をしているし、距離は問題ないよ。ただ、まだ重賞勝ちがないからね。これだけ頑張ってくれている馬だし1つ勝たせたい」と力強く決意を語った。ここに向けての仕上げにも抜かりはない。「前走後は短期放牧に出したが、少し間隔が空いても気にならないタイプ」。近況は7→6→4着と上り調子。念願の重賞勝ちへ、時は満ちつつある。

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2011年3月16日のニュース