【トーキョー・ベイ・カップ】中島、特別6V

[ 2011年2月7日 06:00 ]

 遅参の先にVタイトルが待っていた。平和島のG1「開設56周年トーキョー・ベイ・カップ」優勝戦が6日行われ、中島孝平(31=福井)がインを押し切り圧勝。昨年12月の賞金王決定戦に続く通算6回目の特別V(G15回、SG1回)を飾った。3号艇の赤岩が引っ張り意表の3コースカド。だが、1号艇の中島は「S練習で(他の5人が)ゆっくりホームに向けたので想定していた。課題のSも勘通り。差してくる人もいなかったので展開も良かった」と流れは中島に向いていた。

 福井の自宅から平和島に到着するまで3日を要した。前検日の前日(1月30日)、大雪の影響で小松空港からの便は欠航。やむなくJR北陸線の特急に乗り込んだが、今庄付近で立ち往生し、車内で一夜を明かした。翌31日、敦賀駅に着いたところで不通となり、バスを乗り継いだが彦根までしか進めない。彦根駅近くのホテルで2泊目。平和島入りしたのは初日(1日)の午前10時すぎだった。中島にとっては翌2日目が“初日”。「目標は賞金王決定戦出場。このリズムが続くよう努力します」。3日がかりの移動で栄冠をつかんだ中島は心から満足そうな表情を浮かべていた。 

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2011年2月7日のニュース