【京都牝馬S】腕利き厩務員、不敵な笑み…

[ 2011年1月28日 06:00 ]

京都牝馬Sに向けて調整するベストロケーション

 【東西ドキュメント・美浦=27日】新馬取材などが終わって一息つくと、鈴木の足は自然と鹿戸雄厩舎に向いた。京都牝馬Sに出走するベストロケーションの話を小松美彦厩務員に聞くためだ。

 「展開ひとつでどうにでも着順が変わりそうなメンバーになった。チャンスはあるだろう。期待しているよ」

 鈴木は同厩務員のジャッジに絶対的な信頼を寄せている。08年桜花賞、オークスで、ともに2桁人気ながら2着に食い込んだエフティマイアを担当したが、その2戦ともにレース前「勝てる仕上げだ。任せろ」とささやいた。競馬モードの時は独特の勝負師的な雰囲気が漂うが、普段は至って優しい。「エフティマイアにはハービンジャーを種付けしたそうだ。楽しみだね」と目尻を下げた。

 「その前に重賞か。ま、人気になっていないので気楽に臨むよ」。腕利きは不敵に笑ってみせた。

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2011年1月28日のニュース