【フェアリーS】フジシャン狙う「第2のネモシン」

[ 2011年1月7日 06:00 ]

東西ドキュメント・美浦=6日

 岡本は1年前を思い出していた。年始の取材で清水英厩舎のガルボとコスモネモシンの感触が良かったのに、ともに本命を打ち切れなかった。結果は2頭がシンザン記念とフェアリーSを“連勝”。二兎(と)とも追わなかった者が得たのは外れ馬券だけだった。

 そして今年。京都金杯でガルボが2着し、フェアリーSには「第2のネモシン」を狙ってフジチャンが出走してくる。最終追い切りはポリトラック単走で5F65秒7~1F12秒4。師は「動いていないように見えたけど、思ったより時計が出ているということはいいってことだよね」と見た目の印象とのズレを好調の証ととらえていた。デビューから1戦ごとに力をつけ、前走で牝馬限定の未勝利を勝ったばかりというのもネモシンと同じだ。馬名の由来は富士山。いかにも新春に激走しそうではないか。

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2011年1月7日のニュース