南関の芝男だ!リュウノボーイ“故郷”で初重賞

[ 2010年7月16日 06:00 ]

盛岡の芝重賞で圧勝したリュウノボーイ

 【地方競馬です!!】船橋の3歳牡馬リュウノボーイ(斎藤敏厩舎、父サッカーボーイ)が10カ月ぶりに踏んだ“故郷”の芝で花開いた。11日に盛岡芝1700メートルで行われた重賞・オパールC。南関と門別のダート重賞で3、9、5、3着と敗戦が続いたうっ憤を晴らすかのような7馬身差勝ち。初の重賞タイトルをつかんだ。

 今年1月までは岩手所属馬として戦ってきた。昨年6月に盛岡芝1000メートルで新馬勝ち。この時の3着はG1・JDD(14日)に駒を進めたロックハンドスター(9着)だった。JDDの南関代表に選ばれたが、芝適性を重視して古巣の地方交流重賞に矛先を向けたのだ。斎藤師が「少し非力かなと思ったけど南関でもそれなりの競馬をしてきた。特に盛岡の芝は合うようだし、今回はいい条件がそろったからね」と笑顔で圧勝劇を振り返る。10度目の騎乗となった菅原勲騎手も「やはり芝の方がいいのかな。ダートでも湿って脚抜きのいい馬場ならやれますよ」と語った。
 メンタル面のしっかりした馬でレース後も順調だという。盛岡芝重賞なら次はOROカップ(9月26日)となるが、今後のローテーションは未定。「条件の合うレースがあれば中央の芝も視野に入れながら決めていきたい」と斎藤師。新たな可能性に期待したい。(池田 裕文)

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2010年7月16日のニュース