【パリ大賞】ベカバッド凱旋門賞に名乗り

[ 2010年7月16日 06:00 ]

 14日(日本時間同日深夜)、フランスのロンシャン競馬場で3歳馬によって争われるG1パリ大賞(芝2400メートル)が行われた。過去の優勝馬には、ディープインパクトを破ったレイルリンク、パントレセレブル、バゴといった後の凱旋門賞馬が名を連ねている。

 今年は仏ダービー4着馬で4番人気のベカバッドが2分33秒3(重)でG1初制覇、凱旋門賞に名乗りを上げた。直線で早めに先頭に立つと、2着プラントゥールにかわされかける場面もあったが再び内から差し返した。インコースを通った馬がよく伸びたこの日のロンシャン。落馬による骨折で療養中のルメールに代わって手綱を取ったモッセの好騎乗が光った。ルジェ師は今後について、オーナーと相談してからと前置きした上で「おそらくニエル賞から凱旋門賞になる」と話した。シーザスターズと同じケープクロス産駒。前哨戦のニエル賞では、地元フランス馬のエースとして同期ヴィクトワールピサの前に立ちはだかる。(沢田康文特別通信員)

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2010年7月16日のニュース