【オールカマー】横山典「ゴッホはまだまだ頑張るよ」

[ 2009年9月27日 16:21 ]

 ここ直近3レースが9着、7着、12着と振るわなかったマツリダゴッホ(牡=国枝、父・サンデーサイレンス、母・ペイパーレイン)が復活の“圧逃劇”を見せた。好スタートから行き脚をつけて先頭を奪い、その後はゆうゆう一人旅。前半1000メートルを61秒台のスローペースに落とし、直線でも力強く伸びて後続を寄せ付けない横綱相撲だった。

 3年連続の同レース制覇の快挙に鞍上・横山典も「ゴッホはすごい。中山コースをよく知ってるわ」と舌を巻いた。

 中間、鼻血を出すなど順調ではなかった。「このまま終わってしまうかも」。横山典の頭にはそんな考えもよぎった。だが、いざ得意の中山コースに出てみると「スタートからやる気満々」(横山典)。会心の勝利で“限界説”を覆してみせた。

 「(調子が)元に戻れば中山では負けない。まだまだ頑張ってくれるよ」と横山典も太鼓判。秋の重賞戦線、このコースでゴッホを見限るには勇気が必要だ。

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2009年9月27日のニュース