資金不足に苦しむ実績馬

[ 2009年8月12日 06:00 ]

 【東西ドキュメント 美浦4日】9月の1週目まで続く新潟開催だが、芝の準オープンは今週の天の川Sが最後となる。東西から大挙、登録してきた28頭には、過去に重賞で好走しながら、賞金不足で思うようにレースを使えない馬が多く含まれる。

 フサイチアソートも、その中の1頭。東京スポーツ杯2歳Sを勝ち、中日新聞杯2着の実績がありながらも収得賞金は1400万円止まり。浜田が厩舎に向かうと、ちょうど乗り運動を終えて引き揚げてきた。加藤助手は「体は良くなってきている。何とか賞金を加算したい」と切実に願う。巴賞を目指して函館に移動したが、除外。前走・日本海S(5着)は函館から新潟への強行輸送を余儀なくされた。「今回、じっくり乗り込めて気が乗ってきた」と加藤助手。休み明けを叩かれ、末脚の生きる外回りと条件は好転。実力馬の復活に期待が懸かる。

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2009年8月12日のニュース