楽しみな2頭の「エンブレム」

[ 2008年3月4日 06:00 ]

阪神・すみれSを制したキングスエンブレム

 【先週の3歳戦結果から】土曜阪神で行われたG3アーリントンCはダンツキッスイが逃げ切りV。直線を向いても後続を寄せつけない完勝だったが、展開に恵まれた面もあり、評価はB止まり。注目を集めたエアグルーヴの子ポルトフィーノは道中掛かり通しで8着に惨敗。クラシック戦線へ気性面の課題を残した。

 日曜阪神のすみれSはキングスエンブレムが好位2番手で折り合い直線で抜け出す安定したレース運び。ダート王ヴァーミリアンの半弟だが、走法は芝向きでクラシックの有力候補に躍り出た。中山のきんせんか賞ではブラックエンブレムが快勝。軽く追っただけで後続を4馬身突き放し、こちらもエンジンの違いを見せつけた。A評価2頭はともにウォーエンブレム産駒。共同通信杯を制したショウナンアルバなど、数少ない産駒の中から次々とクラシック候補が誕生しており、目が離せない種牡馬だ。

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2008年3月4日のニュース