「東の王座」佐藤友和が連覇だ!

[ 2008年2月25日 06:00 ]

「東の王者」佐藤友和(左)と「西の王者」小嶋敬二

 東西で連覇――。競輪のG2「第7回東西王座戦」の決勝が24日、別府競輪場で行われた。10R・東決勝は山崎芳仁の逃げに乗った佐藤友和(25=岩手・88期)が差し切り、11R・西決勝は最終2角から豪快にまくった小嶋敬二(38=石川・74期)が貫録勝ち。ともに前年に続く優勝で賞金900万円(副賞含む)を獲得した。落車事故が多発、大量の失格、欠場者が出た大荒れシリーズだったが、最後を締めくくったのは前年覇者だった。

【「西の王座」


 東王座戦を連覇した佐藤は「山崎さんのおかげ」と何度も繰り返した。山崎も「自分の仕事はできた」とワンツーに満足そうな表情を浮かべた。佐藤と山崎はともに88期で大の仲良し。昨年のビッグ戦線から常に“並び”が注目されている。両者ともに先行型だけに分断されるケースが多く、連係したレースでのワンツー決着は今回が初めてだった。「山崎さんの番手戦で優勝できたことでラインの大切さがあらためて分かった」と佐藤。昨年と同様にこの優勝から上昇ムードに乗り、山崎と並んで北日本勢を引っ張っていく。

 《東王座決勝VTR》新田―渡辺―山崎―佐藤―岡部―武田―神山―平原―後閑で周回。赤板手前から動いた平原が打鐘で前へ。武田が抑え、さらに山崎―佐藤で出る。岡部はこれを追わず、内から上がった新田―渡辺が3、4番手に入る。その後ろに武田。2角から平原がまくったが渡辺のブロックで失速。武田は渡辺の内へ。逃げ粘る山崎をG前で佐藤がとらえてV。山崎2着、新田が3着。

 ◆佐藤 友和(さとう・ともかず)1983年(昭58)2月13日、岩手県生まれの25歳。県立紫波高卒。03年7月プロデビュー。通算成績は389戦127勝。通算取得賞金は1億7662万円。主な優勝は第6、7回東西王座戦東決勝戦(07、08年)。1メートル68、76キロ。血液型O。

 ▼東王座戦決勝成績 2025メートル(5周=先頭固定)
 (1)佐藤 友和(岩手)3分3秒8(上がり12秒5)
 (2)山崎 芳仁(福島)1/2輪
 (3)新田 康仁(静岡)3/4身
 (4)武田 豊樹(茨城)3/4身
 (5)岡部 芳幸(福島)1身
 (6)神山雄一郎(栃木)3/4身
 (7)渡辺 晴智(静岡)3/4身
 (8)後閑 信一(東京)1身1/2
 (9)平原 康多(埼玉)7身
 ▽枠連複 (4)―(6)320
 ▽枠連単 (4)―(6)720
 ▽車連複 (5)―(9)380
 ▽車連単 (5)―(9)750
 ▽3連複 (5)―(6)―(9)5400
 ▽3連単 (5)―(9)―(6)13010
 ▽ワイド (5)―(9)240 (5)―(6)1920 (6)―(9)1570

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