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高級EVの出展相次ぐ 欧州勢、米テスラに対抗

[ 2018年3月7日 17:20 ]

英ジャガー・ランドローバーが発売するEV「I―PACE」(ジャガー提供)
Photo By AP=共同

 スイス・ジュネーブで開催中の国際自動車ショーは、ジャガーやポルシェといった欧州の高級車メーカーが電気自動車(EV)を相次いで出展した。ブランド力と性能をアピールし、高価なEVで世界的に人気を集める米テスラに対抗するのが狙いだ。

 英ジャガー・ランドローバーは、ジャガーブランドで初めて販売するEV「I―PACE(アイペース)」を披露した。フル充電で480キロ走行可能で、人工知能(AI)機能も搭載した。価格は英国で6万3495ポンド(約935万円)から。

 ドイツのポルシェも2019年に売り出すEVの派生モデルのスポーツタイプ多目的車(SUV)「ミッションEクロスツーリスモ」を発表。3・5秒未満で時速100キロに加速できるなどスポーツカー並みの性能だ。

 スウェーデンのボルボ・カーが電動車の高級ブランドとして立ち上げた「ポールスター」もプラグインハイブリッド車(PHV)を展示。18年中ごろに生産を始めるが、既に年500台の生産能力を超える引き合いがあるという。

 ドイツBMWのクルーガー社長は6日の発表会で、グループのEVやPHVの販売計画について「とても野心的だが、14万台の目標を設定した」と話した。

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