カートピックス

フォルクスワーゲン ディーゼル車を日本発売へ

[ 2017年10月11日 16:53 ]

VWのディーゼル車「パサート」(左)と「パサート ヴァリアント」の欧州モデル
Photo By 共同

 フォルクスワーゲン(VW)グループジャパン(愛知県豊橋市)は11日、新型エンジンを搭載したディーゼル車を日本で来年初めに発売すると発表した。排ガス不正問題以降で、日本でディーゼル車を販売するのは初めて。燃料費が割安で、走りが力強いとして根強い需要があると判断した。

 発売するのは、中型セダン「パサート」とワゴン「パサート ヴァリアント」の2車種。世界的に厳しいとされる日本の排ガス規制に適応した。

 2017年1〜6月の国内市場では、ディーゼル車の販売台数は前年同期よりも2割ほど増えたという。VWは、今後の主力になると見込まれる電気自動車(EV)に注力する方針だが、EVは普及に時間がかかるため、ディーゼル車の販売も伸ばす余地があるとみている。

 VWは15年、米国でディーゼル車の排ガス規制の基準を満たすため、違法なソフトウエアを使っていたことが発覚。この時点で日本ではディーゼル車の正規販売はなかったが、顧客の信頼を損ねて販売台数が減少した。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る