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マツダ新燃費表示の初認可 国際基準、実走行に近く

[ 2017年6月2日 21:05 ]

 マツダは2日、今夏に売り出す小型スポーツタイプ多目的車(SUV)が、新たな燃費表示基準の認可を国内で初めて取得したと発表した。新基準は国際的に測定方法が統一され、より実際の走行時に近い数値が表示される。義務化は来年10月以降発売の新型車で、まだ任意の段階だが、マツダは先駆けて採用することで独自の低燃費技術をアピールする考えだ。

 国土交通省から認可されたのは、ディーゼルエンジンだけだった小型SUV「CX―3」に追加するガソリン車。燃費は新基準「WLTCモード」と現行の国内基準「JC08モード」の数値を併記する。他の車種も改良などで燃費が変わる際に切り替えていく方針。

 現行の国内基準は一つの数値だけだが、新基準は市街地、郊外、高速道路それぞれの走行環境を想定した燃費を示し、平均的な走行パターンと合わせて計四つの数値を表示する。各国でばらばらだった測定方法をそろえる目的で2014年に策定された。

 CX―3の二輪駆動車の燃費は、現行基準がガソリン1リットル当たり17・0キロなのに対し新基準の平均走行パターンは16・0キロにとどまるが、大きいと指摘されてきたカタログ上の数値と実勢値との差は縮まるとされる。

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