フェルスタッペンが年間最多タイ記録13勝目 レッドブル9年ぶり製造者部門V決定 角田は10位入賞
F1第19戦米国GP決勝 ( 2022年10月23日 米テキサス州オースティン サーキット・オブ・ジ・アメリカズ=1周5・513キロ×56周 )
レッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が2年連続総合優勝を決めた前戦日本GPに続く2連勝を飾り、ミハエル・シューマッハー(ドイツ)、セバスチャン・フェテル(同)に並ぶシーズン最多勝利記録の今季13勝目を挙げた。レッドブルは今季3戦を残し、ルノーエンジンを使用していた13年以来9年ぶり5度目のコンストラクターズ(製造者部門)タイトルも決定。メルセデスの連続制覇を8年でストップさせた。
フェルスタッペンは2番手から抜群のスタートを決めてトップに立った。ポールポジション(PP)だったフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)がターン1でメルセデスのジョージ・ラッセル(メルセデス)と接触してスピンし、リタイアを強いられたのは対照的だった。フェルスタッペンは36周目の2度目のピットインで左フロントタイヤの交換に時間がかかり、まさかのタイムロス。メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)の後ろでコース復帰するはめになったが、50周目に抜き返してチェッカーを受けた。ハミルトンは今季初勝利を逃したものの、今季自己ベストに並ぶ2位。3位にはフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)が入った。
予選は15番手タイムで、ギアボックス交換によるペナルティーで19番グリッドからスタートしたアルファタウリの角田裕毅は10位に食い込み、第6戦スペインGP以来今季4度目の入賞を果たした。1周目で5台をオーバーテークして14番手に浮上。10周目に12番手、22周目には10番手に順位を上げ、アルピーヌのフェルナンド・アロンソ(スペイン)とアストンマーチンのランス・ストロール(カナダ)の接触に乗じて8番手に上がった。その後はハードタイヤでペースが上がらない同僚ピエール・ガスリー(フランス)を抜けずに消耗したが、34周目の2度目のタイヤ交換で13番手で復帰してから粘り、最後はガスリーの追い上げをかわして10位を死守した。
▽決勝順位
(1)フェルスタッペン(レッドブル)
(2)ハミルトン(メルセデス)
(3)ルクレール(フェラーリ)
(4)ペレス(レッドブル)
(5)ラッセル(メルセデス)
(6)ノリス(マクラーレン)
(7)アロンソ(アルピーヌ)
(8)フェテル(アストンマーチン)
(9)マグヌセン(ハース)
(10)角田裕毅(アルファタウリ)
(11)オコン(アルピーヌ)
(12)アルボン(ウィリアムズ)
(13)周冠宇(アルファロメオ)
(14)ガスリー(アルファタウリ)
(15)シューマッハー(ハース)
(16)リカルド(マクラーレン)
(17)ラティフィ(ウィリアムズ)
リタイア ストロール(アストンマーチン)
リタイア ボッタス(アルファロメオ)
リタイア サインツ(フェラーリ)