ハミルトン今季初Ｖ　雨のモナコ制し「言葉が見つからない」

モナコＧＰを制し、今季初優勝を飾ったハミルトン（ＡＰ）

　自動車のＦ１シリーズ第６戦、モナコＧＰは２９日、モンテカルロで決勝が行われ、総合３連覇を目指すルイス・ハミルトン（英国、メルセデス）が今季初勝利、通算４４勝目を挙げた。２位にはダニエル・リカルド（オーストラリア、レッドブル・タグ・ホイヤー）、３位にはセルヒオ・ペレス（メキシコ、フォースインディア・メルセデス）が入った。

　マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソ（スペイン）が５位、ジェンソン・バトン（英国）が９位で、２台そろって入賞した。

　雨で路面がぬれる難コンディションでスタートしたレースで、総合２連覇中のハミルトンが今季初勝利を挙げた。雨用タイヤで多くの周回を重ね、ピットストップを１回に抑える作戦。前を走っていたリカルドが２度目のタイヤ交換で手間取る隙にトップに立ち、猛追を振り切った。久しぶりの優勝に「適切な言葉が見つからない」と感激の面持ちだった。

　総合優勝争いで、開幕４連勝を飾った同僚のロズベルクに２４点差と迫った。３連覇を目指す王者は「これからまだ長い戦いが続く。これから良くなっていくよ」と焦らず追い上げる構えを見せた。（共同）