マクラーレン・ホンダ“ホーム”でも低調 アロンソ14位、バトン16位

[ 2015年9月27日 05:30 ]

予選16位に終わったマクラーレン・ホンダのバトン

F1日本GP公式予選

(9月26日 鈴鹿サーキット)
 F1シリーズ第14戦、日本GPの公式予選が三重県鈴鹿サーキットで行われ、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソ(34)が14位、ジェンソン・バトン(35)が16位。23年ぶりに鈴鹿に帰ってきた黄金タッグだが、ホンダのホームレースでも今季の低調ぶりそのままの走りだった。メルセデスのニコ・ロズベルク(30)がスペインGP以来、今季2度目となるポールポジション(PP)を獲得。総合1位のルイス・ハミルトン(30)とともにフロントローを独占した。

 公式予選は5台ずつ振り落とされる3段階のノックアウト方式。アロンソはコースに他車がいなくなるのを見計らい、満を持してQ2の最後に一発勝負をかけた。「チームにとっても、自分にとっても今季最高のアタックになった。進歩している証だと思う」。しかしまだトップとは2秒、カットラインにも0・5秒以上差がある。これが今季のマクラーレン・ホンダの現状だった。

 以前なら“鈴鹿スペシャル”と呼ばれる新エンジン投入もあったが、シーズン中の改良が制限される現在のレギュレーションはそれも不可能。今季限りでの引退が噂されるバトンも、黄旗によって2度目のアタックが妨げられるなど運にも見放された。ホンダのF1総責任者、新井康久氏は「鈴鹿に来たファンは、マクラーレン・ホンダという言葉に凄く期待して声援してくれている」とファンの思いを受け止めつつ、「きょうは精いっぱいできたと思っている」と絞り出すしかなかった。

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2015年9月27日のニュース