シューマッハ氏 スキー事故から一夜、依然として危険な状態

[ 2013年12月30日 20:34 ]

スキー中に転倒し、意識不明となったミヒャエル・シューマッハ氏=2011年5月撮影

 自動車のF1シリーズで歴代最多7度の年間総合優勝を果たしたミヒャエル・シューマッハー氏(44)=ドイツ=が29日、フランスのメリベルでスキー中に転倒して頭部を負傷し、意識不明の重体となった。担当の医師は事故から一夜明けた30日に「予断を許さない状況」と話し、依然として危険な状態が続いていることを明らかにした。AP通信などが報じた。

 CNNテレビは、事故は29日午前11時(日本時間午後7時)すぎに発生、数分後に救急隊員に救助されてヘリコプターで近隣の病院に運ばれたと伝えた。スキー場の関係者は14歳の息子と滑っている最中にヘルメットをした状態で岩に頭をぶつけたと説明している。

 ドイツのメディアによると、シューマッハー氏はその後グルノーブルの病院に転送された。当初は深刻な症状ではないと報じられたが、医師によると転送先の病院に到着した際は既に意識がなかった。緊急手術に続き、夜間に2度目の手術を受けたという。

 シューマッハー氏はF1シリーズ歴代最多の91勝をマークし、昨年に引退した。今回は私的なスキー旅行でメリベルを訪れていた。(共同)

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