トヨタ「SAI」大幅改良 デザイン一新、燃費も向上

[ 2013年8月29日 16:10 ]

トヨタ自動車が大幅改良したハイブリッド車「SAI」

 トヨタ自動車は29日、ハイブリッド車「SAI(サイ)」を大幅に改良して発売した。簡素な内外装だった旧型からデザインを一新。先進性を表現し、幅広い顧客層に受け入れられるよう仕立てたという。ガソリン1リットル当たりの燃費も21・0キロから22・4キロに向上した。

 最低価格は17万円下げて321万円とした。旧型で標準装備だったカーナビを省いた。リサイクル材を使う部分を増やして環境にも配慮した。月間販売目標は2000台。子会社であるトヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)で製造する。

 旧型は薄型テレビのようなすっきりした印象を与える簡素なデザインにしたが、販売が振るわなかった。大幅改良では「女性にもてる、分かりやすいかっこよさ」(加藤亨主査)を目指したという。旧型は60代以上の顧客が多かったが、40代まで客層を広げたいとしている。

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2013年8月29日のニュース