NY自動車ショー トヨタや日産が新型車公開
世界の主要自動車メーカーが参加するニューヨーク国際自動車ショーが27日、ニューヨーク・マンハッタンで開幕した。トヨタ自動車や日産自動車などが新型車を世界初公開し、販売増を狙う。
主要な収益源の北米市場では、景気回復に伴って新車販売も好調に推移している。各社ともスポーツタイプ多目的車(SUV)や、燃費に優れたハイブリッド車(HV)など売れ筋の車種を投入し、買い替え需要を取り込みたい考えだ。
米フォード・モーターのジム・ファーリー副社長は基調講演で「高級車市場ではより小型のSUVが増えてきている」と語った。
トヨタは全面改良したSUV「ハイランダー」を公開。後部座席を広げて居住性を高めたほか、走行中の死角の確認を支援する装置も導入し、安全性能も向上させた。販売は2014年初めになる見通し。
富士重工業は同社初の市販HVを公開し、日産の高級車ブランド「インフィニティ」は新たなハイブリッドシステムを搭載した新型SUVの「QX60」を発表する。
米ゼネラル・モーターズ(GM)やドイツのBMWのほか、北米で販売攻勢を強める現代自動車など韓国勢もこぞって新型車をお披露目。一般公開は29日から4月7日まで。
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