ホンダ、トヨタがHVスポーツカー初公開
ホンダとトヨタ自動車は9日、北米国際自動車ショーでそろってハイブリッド車(HV)の高級スポーツカーを世界初公開した。東日本大震災の影響で、両社とも2011年の米国での新車販売台数は前年比マイナスの厳しい結果だったが、環境性能に加えて走りの良さを打ち出すことで、イメージアップを図る考えだ。
ホンダは05年に生産を中止した高級スポーツカー「NSX」の後継車種となる「NSXコンセプト」を高級車ブランド「アキュラ」から出展。スポーツタイプのハイブリッドシステムを搭載し、走行性能と燃費性能を上げる。14年から米国市場で発売を予定、米オハイオ州の工場での生産を計画している。
一方、トヨタは高級車ブランド「レクサス」からハイブリッドスポーツカーの試作車「LF―LCコンセプト」を公開。販売時期は未定だが、環境性能に考慮しながら500馬力を超えるようにする見通し。
北米トヨタの稲葉良睨社長は「レクサスのイメージを高めるためのモデルになる」と話した。(共同)
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