日産 駐車場での踏み間違い急加速防ぐ技術開発

[ 2011年10月12日 18:15 ]

 日産自動車は12日、駐車場内での自動車の急加速を防ぐ技術を開発したと発表、報道陣に公開した。運転手がブレーキと間違ってアクセルペダルを踏み込んでも、クルマ自体が踏み間違いを感知することで事故を防ぐ。世界初の技術で、2年以内の商品化を目指すという。

 車体に四つ取り付けられたカメラが駐車枠を認識すると、道路ではなく駐車場にいると判断。運転手がアクセルを強く踏み込んでも加速を抑え、表示と警告音で注意を促す。障害物がある場合は、自動でブレーキをかけて事故を未然に防ぐ仕組みだ。

 日産によると、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故は国内で年間約7千件。特に駐車場内で多く発生しており、この技術で事故を減らすことができると期待している。

 このほか、2台前の車両との車間距離を検知し、急接近した時は警告音や表示で知らせ、玉突き事故を防止する安全技術なども公開した。

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2011年10月12日のニュース