07~09年のトヨタ車の急加速38件

[ 2010年2月24日 19:51 ]

 前原誠司国土交通相は24日、記者会見し、2007年から09年にかけ、国内でもトヨタ車の急加速や急発進が38件報告されていることを明らかにした。他のメーカーの車も合わせた報告件数は134件で、トヨタ車は全体の28・3%を占めた。

 国交相は「保有台数に占める比率とほぼ見合った割合で、トヨタ車が飛び抜けて高い数字ではない」と説明。ただ、米国でトヨタ車の急加速の可能性が指摘されていることから「トヨタ車についてはしっかり調査したい」と語った。
 トヨタ自動車の豊田章男社長が米下院の公聴会で証言することについては「真摯に対応し、安全を守る姿勢を貫いてほしい」と注文した。
 トヨタの今後の対応策に関しては「(現地で)責任を持てる態勢にするのが今後の改善点として大事だ」と語り、リコール(無料の回収・修理)などを判断する権限は、現地法人に移すのが望ましいとの見解を示した。

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2010年2月24日のニュース