不評の「もみじ」降板も…高齢者マーク募集します

[ 2009年11月19日 10:40 ]

 「紅葉ではなく枯れ葉のようだ」と評判の悪かった高齢ドライバー標識「もみじマーク」の見直しを進めている警察庁は19日、新たなデザインを20日から来年1月8日まで募集すると発表した。

 有識者の検討委員会が優れた図案を選んだ上で「もみじ」との優劣について一般から意見を募る。応募作が新マークに決まれば、30万円以内の制作費を支払う。
 選考基準は、検討委がまとめた(1)ベテラン運転者を象徴し、高齢者が誇りを持って自ら表示したくなる(2)すべての運転者が親しみを感じる(3)夜間や離れた場所からも見やすい(4)ほかのマークと混同しない―の4項目。
 もみじマークをめぐっては、昨年6月施行の改正道交法で罰則つきで表示を義務付けたが、「高齢者いじめ」と批判が続出し、罰則のない努力義務に戻した経緯がある。
 応募作はA4用紙にカラーで描き、作品のイメージに関し千字以内の説明を添える。別紙に住所、氏名などを明記、郵送か電子メールで警察庁交通企画課まで。1人(1社)3点まで応募できる。応募方法は20日から警察庁ホームページで公表。

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2009年11月19日のニュース