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井上拓真 兄・尚弥と同じ初回ダウンを反省「冷静にばん回できたので…今日の収穫はそれだけ」

[ 2024年5月6日 22:59 ]

プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ   王者・井上拓真<12回戦>同級1位・石田匠 ( 2024年5月6日    東京ドーム )

(左から)従兄弟・浩樹、井上尚、父・真吾トレーナー、弟・拓真(撮影・島崎忠彦)
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 WBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)が同級1位の挑戦者・石田匠(32=井岡)を3-0の判定で下し、2度目の王座防衛に成功した。昨年4月に獲得したベルトを守り、34年ぶりの東京ドームボクシング興行でメインを努める兄の4団体統一世界スーパーバンタム級王者・尚弥(31=大橋)へバトンをつないだ。採点は118―109が2人、116―111が1人だった。

 試合後、会見に臨んだ拓真は「1R目にダウンしてしまって、そこから冷静に組み立ててばん回できたので、今日の収穫はそれだけですね」と反省を口にした。

 序盤は石田の左ジャブに苦戦したが、2回からはすぐに対応。「やる前からジャブでも競り勝てると思っていたので、ダウンしてからは冷静に、しっかり自分のジャブも当てれたので、そこで競り勝てたのがよかった」と振り返った。

 初回、拓真は石田のカウンター気味の左のジャブを受けてダウン。拓真のダウンは唯一黒星となった19年11月7日、ウバーリ(フランス)戦以来プロ2度目だった。それでも、長いリーチを生かしてパンチを繰り出す石田に対し、徐々に距離感をつかむと、スピードとパンチの多彩さで上回り、中盤以降はジャブの差し合いでも優位に立ち、判定勝ちを収めた。

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