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井上拓真 5・6東京Dで兄・尚弥と2度目の同時世界戦「つまらない試合にはならない。バチバチにやる」

[ 2024年3月9日 19:00 ]

WBA世界バンタム級タイトルマッチ   王者 井上拓真《12回戦》同級1位 石田匠 ( 2024年5月6日    東京ドーム )

会見を行った(左から)井上真吾トレーナー、井上拓、大橋会長
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 プロボクシングWBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)が9日、5月6日に東京ドームで行われる同級1位・石田匠(32=井岡)との2度目の防衛戦に向け、横浜市内の大橋ジムで会見した。

 先月24日に初防衛戦を終えたばかり。中2カ月で次戦に臨む拓真は「短いスパンでの試合は初めて。試合が終わらないと分からない感じだったが、今はもう気持ちも切り替えた。前回の試合でつくり上げた体のまま調整に入れているのでいい状態」と手応えを口にした。

 先月24日のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との初防衛戦では9回KO勝ち。試合前には大橋会長から5月6日、東京ドーム参戦の可能性を伝えられていたが「強敵(アンカハス)相手にノーダメージは無理だろ…と思っていた」と苦笑い。“無傷”での完勝を振り返り「控室でいけると、思った。できるときに試合がしたいと思った」と自ら強行出場を勝ち取り「熱い試合を見せたい。前回いい勝ち方ができたので、次の防衛戦もしっかり良い内容で勝ちたい」と闘志を燃やした。

 挑戦者の石田は過去に井上尚弥とのスパーリング経験がある。その場にいた拓真だったが「前すぎて覚えていない」と苦笑い。それでも「長身でいろんなジャブを打つ。やりづらそうな相手だが、しっかり自分のボクシングをしたい」と警戒する。

 19年11月以来、兄・尚弥との兄弟同時世界戦。「一緒にできることはモチベーション。(試合日が)お互いに高め合える」と闘志。自身世界戦初となる日本人対決へ「特に意識はしないが盛り上がると思う。つまらない試合にはならないと思う。バチバチにやりますよ」と早くも火花を散らした。

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