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武居 日本人初のKー1&ボクシング世界王者へ!VS尚弥で“戦闘力アップ”「格闘技人生の集大成」

[ 2024年3月9日 04:30 ]

WBO世界バンタム級タイトルマッチ   王者 ジェーソン・モロニー《12回戦》同級10位 武居由樹 ( 2024年5月6日    東京ドーム )

<武居由樹世界戦決定発表会見>世界戦が決定しポーズを決める武居由樹(撮影・会津 智海)
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 元K―1王者でWBO世界バンタム級10位の武居由樹が8日、世界初挑戦となる5月6日のジェーソン・モロニー戦に向け、横浜市内の大橋ジムで会見した。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥VSルイス・ネリの前座で参戦。難敵が立ちはだかるが、日本人初のK―1&ボクシング世界王者へ、決意をにじませた。

 キックボクシングから21年3月に転向し、わずか9戦目で念願のチャンスが訪れた。バンタム級では日本人3番目のスピードで迎える世界初挑戦。スーツでビシッと決めた武居は「チャンピオンになるためにボクシングに挑戦しにきた。ワクワクしている」と胸を躍らせた。

 デビュー戦では初回TKO勝ちし、22年8月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得。バンタム級での世界挑戦を見据えた昨年12月は2回KO勝ちを収め、ここまで全8戦連続KO勝利中だ。「振り返るとあっという間。格闘技人生の集大成と思って挑みたい」と拳を握る。

 相手は20年10月に世界バンタム級タイトルマッチで井上尚と対戦経験もあるモロニー。7回KO負けだったが「尚弥から強いイメージしかない、と聞いている」と大橋会長。王者のスタイルをまねた井上尚と既に4ラウンドのマススパーを行った武居は「自分が倒すか判定でもっていかれるかの展開になると思う。一発を絶対当てて倒したい」と自慢の強打を発揮する構えだ。

 勝てば日本人初のK―1&ボクシング世界王者となる。「プレッシャーは感じていない。誰もやっていないことをやってみたかった。バチッと倒して勝つ」。34年ぶり東京ドーム興行で主役となる準備はできている。

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