アマ8冠・和田まどかがプロテスト合格　4月予定のデビュー戦は女子初の8回戦も視野

プロテストに合格した和田（右）。左は松田
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　アマチュアボクシング女子世界選手権で2度銅メダルを獲得するなどアマ8冠の和田まどか（29＝TEAM10COUNT）が2日、都内でプロテストを受験し、B級ライセンスを取得した。

　WBA・WBO世界アトム級統一王者の松田恵里（29＝同）と3ラウンドのスパーリングに臨み、即日合格。左構えから長い手を生かした右ジャブを見せた和田は「緊張はしなかった。12年間のアマ生活を支えてくれた方だいたから今日プロテストを迎えられた。感謝したい」とすがすがしい表情を浮かべた。

　昨年11月の全日本選手権決勝で木下鈴花（クリエイティブサポート）に敗れ、パリ五輪の道が経たれたことで引退を考えた時期もあったが、TEAM10COUNTの鳥海純会長からの誘いなどもあり「この競技で世界一を目指したいと思った」と今年1月下旬にプロ転向を決断した。

　「目標は最低限、世界チャンピオン。女子で誰もいったことのないところにいきたい。複数階級で世界タイトルを取りたい」と大きな野望を胸に4月2日予定のデビュー戦はアトム級で女子初の特例8回戦も見据える。「ボクシング界のために頑張ろうとアマチュア時代はやってきた。それをプロでも見せられたらいい」とプロの世界に飛び込む。