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井上尚弥の全米ボクシング記者協会MVP受賞に 協会会員の杉浦大介氏「最高の栄誉と言える」

[ 2024年1月19日 19:43 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が19日、全米ボクシング記者協会(BWAA)が選出する年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン賞」を受賞した。

 1938年から発表されている同賞の受賞は日本人史上初。昨年から同協会会員となったスポニチ本紙通信員の杉浦大介氏の見解を聞いた。

 井上は2023年の主要な年間賞で最優秀ボクサー賞をほとんど総なめにしたが、全米ボクシング協会から受け取った年間最優秀選手賞の「シュガー・レイ・ロビンソン賞」はその中でも最高の栄誉と言えるのではないか。

 BWAAの会員になるためには委員会による厳正な審査がある。私も昨年、過去の日本語、英語両方の記事などを提出してついに正式メンバーとして可決された。そんな伝統あるBWAAが最も重要視しているのが年間賞。まず各賞の候補を決めるために全米に散らばる会員たちが参加する選考会議をリモートで開き、その後に投票によって受賞者が決まる。

 100人近い会員から過半数の投票を受け取ったことで、井上は文字通り、ボクシングの本場アメリカでも“2023年最高のボクサー”として認められたことになる。私もほとんど迷わずに井上に1票を入れた。2度の統一戦で強さを誇示したモンスターは圧倒的な支持を集めたはずだ。

 ニューヨークで大興行が行われることが多い6月、ビッグイベントの週に授賞式とディナーが開催されるのが恒例。“世界ボクシングの看板選手”の1人となった井上にもぜひパーティに出席してほしい。そこでは短くてもいいから英語のスピーチも披露してBWAAメンバーを喜ばせてもらいたいと願いたくなる。

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