井上尚弥の全米ボクシング記者協会MVP受賞に 協会会員の杉浦大介氏「最高の栄誉と言える」
プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が19日、全米ボクシング記者協会(BWAA)が選出する年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン賞」を受賞した。
1938年から発表されている同賞の受賞は日本人史上初。昨年から同協会会員となったスポニチ本紙通信員の杉浦大介氏の見解を聞いた。
井上は2023年の主要な年間賞で最優秀ボクサー賞をほとんど総なめにしたが、全米ボクシング協会から受け取った年間最優秀選手賞の「シュガー・レイ・ロビンソン賞」はその中でも最高の栄誉と言えるのではないか。
BWAAの会員になるためには委員会による厳正な審査がある。私も昨年、過去の日本語、英語両方の記事などを提出してついに正式メンバーとして可決された。そんな伝統あるBWAAが最も重要視しているのが年間賞。まず各賞の候補を決めるために全米に散らばる会員たちが参加する選考会議をリモートで開き、その後に投票によって受賞者が決まる。
100人近い会員から過半数の投票を受け取ったことで、井上は文字通り、ボクシングの本場アメリカでも“2023年最高のボクサー”として認められたことになる。私もほとんど迷わずに井上に1票を入れた。2度の統一戦で強さを誇示したモンスターは圧倒的な支持を集めたはずだ。
ニューヨークで大興行が行われることが多い6月、ビッグイベントの週に授賞式とディナーが開催されるのが恒例。“世界ボクシングの看板選手”の1人となった井上にもぜひパーティに出席してほしい。そこでは短くてもいいから英語のスピーチも披露してBWAAメンバーを喜ばせてもらいたいと願いたくなる。
2024年1月19日のニュース
-
オカダ・カズチカの新日本退団で開戦した“争奪戦” 移籍先は「WWE」「AEW」の2団体が有力か
[ 2024年1月19日 20:40 ] 格闘技
-
レジェンド具志堅用高氏が武居由樹と那須川天心を徹底比較「スター性は天心さん、先に世界獲るのは…」
[ 2024年1月19日 20:19 ] 格闘技
-
井上尚弥の全米ボクシング記者協会MVP受賞に 協会会員の杉浦大介氏「最高の栄誉と言える」
[ 2024年1月19日 19:43 ] 格闘技
-
中谷潤人と井上拓真の統一戦が日本人激戦区バンタムで実現か…京口紘人「いずれは井上尚弥選手と…」
[ 2024年1月19日 17:56 ] 格闘技
-
井上尚弥 全米ボクシング記者協会の年間最優秀選手賞受賞 日本人初の快挙
[ 2024年1月19日 16:32 ] 格闘技
-
【ボクシング】アマ10冠・藤田健児 プロ6戦目で念願のタイトル戦へ「触らせず一方的に倒す」
[ 2024年1月19日 15:30 ] 格闘技
-
【ボクシング】岩田翔吉「今まで見せていない部分を」 元世界王者クアルトとの“世界前哨戦”で完勝誓う
[ 2024年1月19日 15:02 ] 格闘技
-
オカダ・カズチカ 31日をもって新日本プロレス退団「残りの試合もカネの雨を降らせます」
[ 2024年1月19日 11:55 ] 格闘技
-
世界王者29人育成の“名伯楽”が太鼓判 那須川天心より「テクニック的にはロブレスの方が優れている」
[ 2024年1月19日 04:45 ] 格闘技