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井岡一翔 リング上の『超気持ちいい~』は「ちょっとは考えてました(笑)」井上尚弥についても言及

[ 2023年12月31日 23:11 ]

プロボクシング WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ ( 2023年12月31日    東京・大田区総合体育館 )

<井岡VSペレス>勝利し「チョー気持ちいい!」と叫ぶ井岡(撮影・島崎忠彦)
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 世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)が挑戦者の同級6位ホスベル・ペレス(28=ベネズエラ)を7回2分44秒KOで下し初防衛に成功。12度目の大みそか決戦を制し、世界戦の日本人選手最多勝利数を22勝とした。井岡のKO勝利は20年の12月31日に田中恒成を8回TKOで破って以来となった。

 井岡は1Rから積極的に攻撃を繰り出し、的確なボディー攻撃から3Rにはハードパンチャーの相手と打ち合う一幕もあった。KOを狙うと宣言した通り、序盤からエキサイトしたシーンが目立った。さらに5Rにはボディーから左右のフックなど2度のダウンを奪い、優勢に進めた。そして7R、左ボディーから右ストレートを打ち込み、ペレスは3度目のダウン。立ち上がることはできなかった。

 井岡は試合後に、リング上で言った『超気持ちいい~』について聞かれると「ちょっとは考えてました(笑)。久しぶりのKOで、今までKOしてきた試合の言葉で説明できないような興奮とか感覚を久しぶりに味わいたかった」と笑顔で説明。「期待に応える意味でもKOで倒すのがいいなと思ってましたし、12度目の大晦日の夜はより良いパフォーマンスで盛り上げたいと思ってた。それが、10カウントしたときのあの気持ち良さに出てた。あの言葉に尽きますね」と振り返った。

 今回の試合には、自信を深めて臨めたといい「練習から手応えがあった。その姿勢を崩さなければ、12回までにKOできる自信はあった」と明かした。練習から自分のスタイルが貫けなかった場合も想定し、「焦りはしなかったですけど。丁寧になりすぎると攻めあぐねるし難しいところなんですけど。もらったパンチはありましたけど、別に動揺はしなかったです」と自信を見せた。

 また、年末ともに盛り上げた井上尚弥については「本当に意識してない。結果としてボクシング界を盛り上げられているならそれはそれでいい」と話した。

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