【RIZIN】平本蓮の弟・丈　元ホストYUSHIに判定勝利！プロ初白星「兄は自分より喜んでいた」

RIZIN.45   ○平本丈ーYUSHI● （ 2023年12月31日    さいたまスーパーアリーナ ）

　平本（左）のハイキックがYUSHIに決まる（撮影・篠原岳夫）
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　格闘技イベント「RIZIN.45」が31日にさいたまスーパーアリーナで開催された。第1試合では“平本蓮の弟”平本丈（剛毅會）が3年連続で大みそかのRIZINに出場した元ホストの異色ファイターYUSHI（HI　ROLLERS　ENTERTAINMENT）に3ー0判定勝利。プロ初白星を飾った。

　試合は第1Rに平本が序盤にYUSHIの打撃を顔面に被弾したものの、終盤にテイクダウンを奪ってトップポジションをキープした。第2Rはプレッシャーをかけながら有効打を当てていき、終盤には再びテイクダウンに成功してトップポジションをキープ。

　第3Rには開始早々に左ハイキックでYUSHIをダウンさせた。スタンディングの展開に戻っても優勢に試合を進めて、このラウンドでもテイクダウンを奪い、トップポジションからパウンドパンチやヒザ蹴りを打ち込んだ。終了間際には肩固めを決めたが、仕留めきれなかった。判定では完勝3―0でプロ初白星を飾った。

　丈は兄・蓮の影響で5歳からキックボクシングを始めた。MMAに転向後、21年にはABEMAの格闘オーディション番組「格闘DREAMERS」へ参加。しかし最終審査の試合で、負傷していた左足が動かなくなり棄権。今年3月には「GLADIATOR」でアマチュアデビューをしていたが、KO負けを喫していた。

　そんな中で大みそかにビッグチャンスを掴んだ。RIZINでのプロデビュー戦が電撃決定。「今回デビュー戦で、こんな大きい舞台でできるのは普通じゃないと思います。だからこそ期待以上のものを皆さんに届けられたらいいなと思っています。絶対勝ちます」と力強いコメント通り、元ホストのYUSHIからプロ初白星を飾った。

　▼平本丈　めちゃ気持ちいいですね。あんな大舞台で勝てて。（左目の負傷は）ダウン取ったときに相手の蹴り上げもらって左目の上を晴らして。ダメージはなかったです。（試合は）自分でもびっくりするくらい冷静だった。最後左目見えなくて視界が悪くなって…、フィニッシュしはたかった。そこは経験不足だったので次から改善したい。今後はフライ級でいろいろ試合をしてみたいです。やるからにはタイトルマッチに絡んでいきたい。
　兄は「超最高と」、自分より喜んでいたかな。（自己採点は）50点以下ですね。いつもの力出していなかったので。YUSHI選手には、こんな大舞台で戦ってくれて「有り難う」と言いたいですね。

　▼YUSHI　人生うまくいかないというか、きょうのところは実力の差で負けたかたな。（龍心は）腰も強いし、テークダウンににいけなかった時に攻めあぐねてしまった。RIZINの最下層でガードマン的な役割だったけど負けてしまった。位置から出直して、しっかり強くなって戻ってこれれば。今のままでは引退はしたくない