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元プロレスラー・木戸修さん死去、73歳 新日本旗揚げメンバー、“いぶし銀”ファイトで活躍

[ 2023年12月14日 18:00 ]

藤波辰爾に脇固めを決める木戸修さん(2001年撮影)
Photo By スポニチ

 新日本プロレスなどで活躍した元プロレスラーの木戸修(きど・おさむ)さんが11日午後に死去したことが14日、分かった。73歳。川崎市出身。長女のプロゴルファー、木戸愛がマネジメント会社を通じて報告した。通夜、葬儀は近親者のみにて執り行う。

 関係者によると木戸さんは同日、自宅で容体が急変し、病院に搬送されて息を引き取ったという。

 木戸さんは1968年に日本プロレスに入門し、69年2月21日に北沢幹之戦でデビュー。72年3月にはアントニオ猪木さんが旗揚げした新日本プロレスに参加した。その後、海外武者修業に出て米国では“プロレスの神様”カール・ゴッチ氏の道場に学び、同氏直伝のテクニックを磨いた。そこで身に着けた確かなレスリング技術で帰国後は“いぶし銀”のファイトで活躍、84年に第1次UWFに移籍も85年に新日本に復帰。86年には前田日明とのタッグでIWGPタッグ王座を獲得した。

 2001年に引退したが05年に旗揚げされた「ビッグマウス・ラウド」で現役復帰。全日本やIGFにも参戦した。得意技はキドクラッチ、脇固め。

 長女の愛はこの日、マネジメント会社を通じて「父・木戸修が、令和5年12月11日(火)午後10時00頃、家族に見守られ穏やかに息を引き取りました」と報告。「私にとっての木戸修は、優しい父親でもあり、偉大な先輩アスリートでもあり、尊敬し、父の娘であることを誇りに思っております。現在は、とても悲しく寂しい気持ちでいっぱいですが、これからは父が天から見守り、一緒に戦ってくれると信じて、一層競技生活に精進して参りたいと思います」と父への思いを明かした。そして「父を応援して下さった皆様、お世話になった関係者の皆様、本当にありがとうございました。ここに生前のご厚誼を深く感謝し心より御礼申し上げます」と結んでいる。

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