×

【超RIZIN2】朝倉未来 ケラモフにまさかの1Rタップアウト負けでベルト奪取失敗…控室であ然の表情

[ 2023年7月30日 19:57 ]

ケラモフに攻められる朝倉未来(下)(RIZIN FF提供)
Photo By 提供写真

 格闘技イベント「超RIZIN2」が30日、さいたまスーパーアリーナで開催された。メインイベントのRIZINフェザー級王座決定戦は、朝倉未来(トライフォース赤坂)がヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1Rリアネイキッドチョークでタップアウト負け。2度目のRIZINタイトルマッチでもベルトには届かなかった。

 試合は1Rで衝撃決着となった。見合う展開の中で、ケラモフがテイクダウンを決めるとマウントポジションでヒジを落とす。立ち上がろうとする未来を立たせずにチョークスリーパーの状態に持ちこんで、リアネイキッドチョークで締め上げた。未来は無念のタップアウトで敗れた。

 控室に戻って未来は、ドクターチェックの際にあ然な表情を見せていた。

 未来は、1年4カ月ぶりにMMAの試合となった今年4月の「RIZIN LANDMARK5」では、RIZINフェザー級王者の牛久絢太郎から判定勝利を収めて復帰戦を白星で飾った。人生初の失神一本負けを喫したクレベル・コイケへのリベンジそしてRIZINのベルト奪取に向けて、今回の対戦相手に指名したのがケラモフだった。

 「相当ヒリついた試合になる。全然、俺が負ける可能性もあると思っている」と率直に思っていることを口にしていた。

 そんな中で、RIZINフェザー級戦線でまさかの出来事が起こった。6月にフェザー級王者だったクレベルが、鈴木千裕との防衛戦前日に400グラムオーバーでまさかのの計量失敗。その時点で王座剥奪でフェザー級王座空位となった。その中で、今月に行われた公開練習で榊原信行CEOが未来とケラモフの試合をフェザー級王座決定戦のタイトルマッチに変更することを発表。未来にとっては20年11月に行われた斎藤裕との初代フェザー級王座決定戦以来、RIZINでは2度目のタイトルマッチとなった。

 未来はこの発表に「ベルトどうこうよりも一番強くて、最強になる。勝ったヤツが一番強いんで。今回勝って、クレベルに勝つのが俺の目標」と冷静な言葉を並べ、「かなり強い相手ですけど、攻略できる」と口にしていたが、ケラモフに敗れてRIZINベルトを手にすることはできなかった。

続きを表示

この記事のフォト

「アントニオ猪木」特集記事

「井上尚弥」特集記事

2023年7月30日のニュース