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寺地拳四朗 ベルト2本死守に号泣「ここで折れたら負けるぞ、行け!」自分を奮い立たせて“我慢比べ”制す

[ 2023年4月8日 21:40 ]

WBC&WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ ( 2023年4月8日    有明アリーナ )

TKO勝ちし、泣き崩れる寺地(撮影・島崎忠彦)
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 WBC&WBA統一世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が8日、有明アリーナで行われ、統一王者の寺地拳四朗(31=BMB)が“代役”挑戦者のWBA同級4位アンソニー・オラスクアガ(24=米国)に9回TKO勝利し、貫禄を示した。

 試合後、リング上でのインタビューでは「心の折れかけた面があって、まだまだ未熟だなと。チームが支えになって優しさに泣いちゃって。一人だったら厳しい戦いだった」と涙を浮かべた。
 
 序盤から激しい打ち合いもなかなか屈しない相手に「序盤はいいペースだと思ったんですけど、ビックリするぐらい落ちなくて。あのままのペースで来られたのは予想外だった。最後は本当に気持ちとの戦いだった」と苦戦を認めた。

 勝負を決めた最後の場面には「ここで折れたら負けるぞと。折れるな、行け!」と疲労との闘いの中で自分を奮い立たせたという。

 最後に「これでまた強くなったと自信になった。僕自身もこの先楽しみになったし、次はもっと凄いところ見せて、みなさんを盛り上げたい」と有明アリーナに詰めかけたファンの前で力強く誓った。

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