×

強打者・佐々木尽が11・15「KO祭」出場を発表 ラスベガス合宿で手応え「目標は1回KO」

[ 2022年10月22日 14:10 ]

11月15日の「KO祭」出場が決まった佐々木尽
Photo By スポニチ

 プロボクシング元日本スーパーライト級ユース王者で現日本ウエルター級3位の佐々木尽(21=八王子中屋12勝11KO1敗1分け)が22日に都内で会見し、11月15日に東京・後楽園ホールでパティパーン・クロンクラーン(25=タイ、10勝6KO3敗1分け)と65・6キロ契約8回戦を戦うことを発表した。元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(27=志成)がメーンを務める興行は「KO祭」と銘打たれ、志成ジムはこの日、出場選手で最も早くKO勝ちした選手に「最速KO賞」として金一封(金額未定)を贈ると発表。セミファイナルで登場する佐々木は「8ラウンドやる気はない。目標は1ラウンドです。(賞金は)もちろん狙います」と意気込んだ。

 「ダメダメだった」という7月の前戦はダウンの応酬の末に引き分け。当初予定していた10月の試合が実現しなかったこともあり、今月12日から21日まで初体験となる米ネバダ州ラスベガスでのスパーリング合宿を行った。現地ではWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)も師事するイスマエル・サラス・トレーナーのジムを拠点に、20ラウンドのスパーリングを消化。ウエルター級の世界ランカーらと手合わせし、スピードやパワーが通用する実感を得たという。佐々木の左フックで相手がぐらついたため打ち切りになったスパーもあったそうで、「世界チャンピオンへの距離感が分かった」と明かした。また、サラス氏からは足のステップや角度、ストレートの打ち方などを教わったほか、顎を引いたり腰を落とすなど修正点も指摘されたそうで、「少しでもレベルアップして帰ってこられたかなと思う」と話した。

 「アドレナリンが出過ぎた」という前戦の反省から、冷静に戦うことを練習でも意識してきたという。トレーナーに「その場で対応してみせろ」と言われ、相手の映像を見ずにプロ15戦目へ臨む強打者は「冷静だけど、見ている側はド派手なKOを期待してほしい」と抱負を述べた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月22日のニュース