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“天心の弟”那須川龍心 判定0ー3でプロ初黒星…天心のキックラストマッチに華添えられず

[ 2022年6月19日 12:51 ]

THE MATCH 2022   ●那須川龍心ー大久保琉唯〇 ( 2022年6月19日    東京ドーム )

<THE MATCH2022>大久保(左)に判定負けの那須川龍心(撮影・島崎忠彦)
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 格闘技イベント「THE MATCH 2022」が19日、東京ドームで開催された。RISE世界フェザー級王者の那須川天心(TARGET/Cygames)の弟・那須川龍心(TEAM TEPPEN)が昨年のK―1甲子園55キロ王者の大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)と対戦し、判定0ー3で敗れてプロ初黒星を喫した。

 試合はリングサイドで見守っていた天心のゲキも飛ぶ中で殴り合いの展開になる場面もあったが大久保の長い手足に苦戦して判定で敗れた。

 試合後に「すごいアップのときも調子良かったので勝ちたかった。悔しいですね」と開口一番。「相手は結構強いと思っていたので、予想通りでした。上から押されたりとかやりづらさはありました。ルールの違いには面食らったけど、言い訳にはしたくない。勝てばいいだけ」と試合を振り返った。そして「やりたいこともできずに終わる試合はもうしたくないですね」と前を向いた。

 龍心は「世界一強い人が自分の兄弟なので、改めて客観視すると凄いし憧れてます。目標は天心を超えること。天心を超えないと格闘技をやる意味はない」と天心への憧れから4月2日に開催された「RISE ELDORADO 2022」でプロデビュー。笠原直希(シーザージム)に判定勝利を収めてプロデビュー戦を白星で飾った。

 天心のキックボクシングラストマッチとなる今大会でプロ2戦目を迎えた。しかしK―1甲子園王者の大久保に敗れて、天心のキックボクシングラストマッチに華を添えられなかった。

 ▼大久保琉唯 こんなに大きな大会で勝てて、自分がやってきたことが報われて良かったけど、正直いいところは出せなかったので次に頑張りたいと思います。相手のうまさも感じた。組みも1発なら有効と聞いていたので、ルールの対策もしてきた。結果的に離れての攻撃の方が良かったですけど(笑い)この経験は今後につながると思います。

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