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中谷、初の世界戦へスパー再開 いきなり12R「いい練習できた」

[ 2020年2月22日 18:19 ]

石井渡士也とスパーリングを行う中谷潤人(左)
Photo By スポニチ

 ボクシングの前日本フライ級王者でWBO世界同級3位の中谷潤人(22=M.T)が22日、神奈川県相模原市のジムで初の世界戦に向けてスパーリングを再開した。中谷は4月4日に東京・後楽園ホールで同級1位ジーメル・マグラモ(25=フィリピン)と田中恒成(畑中)が返上したWBO世界世界フライ級王座をかけて対戦する。

 17~20日に静岡・熱海での走り込み合宿を敢行。中1日で疲れも残る状態だったが、いきなり全開だ。2階級上のバンタム級の日本ユース王者・石井渡士也(19=REBOOT.IBA)を相手に8ラウンド、さらに岡田隆志トレーナーと4ラウンドと計12ラウンドのスパーを消化。中谷は「離れたり、くっついたり、いろいろ試しながらやりました。石井君はパワフルなので近い距離では打たれたし、反省は残るけど、いい練習ができたと思います」と手応えを口にした。また、マグラモの動きを“コピー”した岡田トレーナーにはニヤケながらも「いいイメージトレーニングになってます」と感謝した。

 米ロサンゼルスでの最終合宿のスケジュールも確定。3月1日に出発し、17日に帰国する。現地では週4回スパーを行う予定で「なるべく食べながら長いラウンドをやりたい」と希望。マグラモ戦の勝負の鍵に「前の手(右手)で中に入らせないこと」を挙げ、「それでも、くぐってくるようなら左をしっかり当てる。巻き込まれた時にどう対処するか、頭の中に入れておきたい」と話した。ロスでは実戦形式の練習を重ね、本番に向けての感覚を研ぎ澄ませていく。

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2020年2月22日のニュース