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井上拓真 1カ月後に迫った大一番へ調整は順調「とにかく早く試合がしたい」

[ 2019年10月9日 21:03 ]

太田トレーナー(右)を相手にミット打ちを行う井上拓真
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(23=大橋)が9日、横浜市内のジムで正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)との王座統一戦(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)に向けての練習を公開した。

 この日はシャドーやミット打ち、サンドバッグ打ちなどだけで、スパーリングやマススパーなど実戦形式の練習は行わなかったが、調整は順調。1カ月後に迫った大一番へ「早く試合がしたい。前回(昨年末)から結構あいているので、とにかく早く試合がしたい」と意気込みを語った。

 今回は減量にも早めに取り組んでいる。すでに2週間前から食事量をセーブし始め、現在は練習前でも体重は60キロ程度。すでにリミットまで約6.5キロに迫っている。これまでは試合1カ月前で残り10キロあったそうで「結構、気持ちにも余裕がある」頷いた。左構えの選手との対戦が続いており、対策も万全。「サウスポー対策も自分自身の動き、仕上がりも両方に手応えがある」と自信をにじませた。

 2日ほど前にポスターも完成。1年半ぶりの兄弟競演で初の兄弟ダブル世界戦、しかも兄・尚弥の試合はWBSSの決勝とあって注目度は高く、チケットは追加販売分も含めて完売した。「さいたまスーパーアリーナには行ったことがないし、満員になって、どんな雰囲気になるのか楽しみですね」と目を輝かせた。

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2019年10月9日のニュース