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吉野修一郎 勝てば3冠王者「世界に向けて通らなくてはいけない道」 前日計量は一発パス

[ 2019年10月9日 14:24 ]

<東洋太平洋&アジアパシフィック・ライト級王座決定戦>前日計量をリミットで一発クリアし、握手する吉野修一郎(左)とハルモニート・デラ・トーエレ
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 ボクシングの東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級王座決定戦12回戦(10日、後楽園ホール)の前日計量が9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、日本王者で東洋太平洋、アジアパシフィックともに同級1位の吉野修一郎(28=三迫)はリミットの61.2キロで一発クリアした。対戦相手で東洋太平洋同級10位、アジアパシフィック同級9位ハルモニート・デラ・トーレ(25=フィリピン)も61.2キロでパス。

 吉野は10戦10勝8KOで最近は6戦連続KO勝利。「前回の試合後に次のステップへと要望したら会長がこの試合を組んでくれた。とてもありがたいこと。アジアは世界に向けて通らなくてはいけない道。ベルトが2つ懸かっているので内容というより泥臭くても勝つことにこだわりたい」。日本タイトルを保持したままの挑戦で、勝てば3冠王者となり、世界ランキング入りの可能性も高い。

 8月19日から9月上旬にかけて初の米国合宿を敢行。名門のワイルドカードジム、レジェンズジムで世界ランカーや米トップランク契約選手らとスパーリングを行った。時差ぼけに悩まされつつも「向こうは技術のすごい選手が多かった。盗めるところは盗んだし、試せることは試してきた。いい経験ができた」と充実の表情。米合宿も含め120ラウンド以上のスパーを消化しており、万全の仕上がりでリングに上がる。

 吉野は「いつも通りやって中盤から後半に仕留められれば。10戦でまたタイトル戦をやらせてもらえて会長には感謝しかない。勝って恩返しをしたい」と意気込んだ。

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2019年10月9日のニュース