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王者・堀川謙一「危険な相手」 高橋悠斗「挑戦者らしく」 ともに前日計量一発パス

[ 2019年10月9日 15:20 ]

<日本ライトフライ級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者・堀川謙一(左)と挑戦者の高橋悠斗
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本ライトフライ級タイトルマッチ10回戦(10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・堀川謙一(39=三迫)、挑戦者で同級4位の高橋悠斗(26K&W)ともにリミットの48.9キロで一発パスした。

 堀川にとっては2度目の防衛戦。当初8月に予定されていた試合が大保龍斗(横浜さくら)の計量失格で中止となり、わずか2カ月で再び仕上げることになったが、「減量も含めてコンディションは問題ない。むしろ、すぐに決めてもらってありがたい」と感謝。今回が現役最多57戦目となるベテランは「気持ちを少し休ませた」後に、すぐジムワークを再開したという。挑戦者の高橋については「危険な相手」と警戒し、「今まで通り、しっかり丁寧に戦うだけ。あした負けたら全てが終わってしまうので目の前の試合に集中します」と静かに闘志を燃やした。

 挑戦者の高橋はこれがタイトル初挑戦。ミニマム級を主戦場にしてきたが、4月に中山祐太(勝又)に1回TKO勝ち。ライトフライ級で日本ランク入りし、今回の挑戦にこぎつけた。250ラウンドを超えるスパーリングでは堀川対策以上に自分の強みを生かすことに重点を置いたという。「減量もうまくいったし、今はワクワクしています。僕は挑戦者なので挑戦者らしく戦うだけ」と話した。

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2019年10月9日のニュース