現役続行の村田諒太、戦い方変える?「ベースは変える必要はない、ただ…」
ボクシングの前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が4日、東京・神楽坂の帝拳ジムで会見し、現役続行を表明した。
――ブラントとの再戦を希望するか
「誰とやるかは今まで通り任せたい。ブラントに固執することはない。まずは“こいつと試合を組んでやろう”と思えるパフォーマンスを練習でも見せなくちゃいけない」
――ブラント戦を振り返って敗因は自分なのか、相手が強かったのか?
「自分にも原因はあったし、両方です。彼も良いボクシングをしたし、あの日の僕ではダメだった。そっちの修正が先になる」
――もう一度、世界の舞台へということだが、目指すものは?
「難しい質問ですね。世界チャンピオンになって満足してしまった部分があるのは確か。ハングリーでなくなった人間にハングリーになれというのは、食べた物が消化するみたいに簡単ではない。それ(目指すもの)を見つけなくちゃいけない。まだ明確ではない」
――ラスベガスで勝つという目標は?
「確かにラスベガスは世界で一番大きな舞台だし、そこで勝つというの一つの目標ではあるけど、日本のボクシング界に貢献するためにはラスベガスでも、マカオでもオーストラリアでも関係ない。日本のボクシング界にどう貢献するかが大事」
――戦い方のスタイルは変えるのか?
「ベースは変える必要はない。ただ(ブラント戦で)あんなに入り過ぎる必要はなかったし、入る前にもっとパンチを打たなきゃいけなかった。しっかり反省し、いいパンチが打てる距離でプレッシャーをかけなきゃいけない。課題は出てくると思う。
――ファンにどんなボクシングを見せたい? 「KOが期待できない試合では面白くない。まずはそこに戻る。倒す試合を見せたい。ワクワクするような試合を提供できればと思います」